Windows10にPostgreSQLをインストールする
今回はPostgreSQL10.3をインストールしたときの記録。
目次
リレーショナルデータベースとSQL
データベースとは概ね次のようなもの。
- データベースはデータを管理するシステム
- データベースの種類の1つにリレーショナルデータベースがある
- リレーショナルデータベースはエクセルのように列と行の関係でデータを管理するシステム
- リレーショナルデータベースを操作する言語がSQL(エスキューエル)
PostgreSQL
SQLで操作できるリレーショナルデータベースはいくつもある。
この日記ではPostgreSQL(ポストグレスキューエル)をつかう。
PostgreSQL Webサイト
https://www.postgresql.org/
日本語サイトもある。
日本PostgreSQLユーザ会
https://www.postgresql.jp/
PostgreSQLのインストール方法
今回はインストーラーを使ってインストールした。
WebサイトのTopページにあるDownloadにすすむ。
DownloadページにあるWindowsにすすむ。
Windows installersページにあるDownload the installerにすすむ。
PostgreSQL DownloadのTopにあるSelect your versionを開く。
今回は現状で最新の10.3を選択した。
同じページにあるSelect your operating systemを開く。
自分にあったシステムを選択する。今回はWindows 64ビットを選択した。
選択したらDOWNLOAD NOWをクリックする。
ダウンロードしたインストーラーを開いてNextですすむ。
保存先をきかれるのでデフォルト設定のまますすむ。
保存先はメモしておくとあとで便利。
データの保存先をきかれるのでそのまますすむ。
保存先はメモしておくとあとで便利。
パスワードの設定をする。
パスワードは今後よく使うので忘れないようにしっかり管理する。
Port番号の設定画面になる。今回はデフォルトのまま設定した。
Locale(ロケール)の選択画面になる。
今回はCを選択した。DeFault localeでも問題はないらしい。
Localeは主に日本語をソートするときに違いが出るようです。気になる人は調べることをおすすめします。
確認画面がいくつかでるので問題なければNextですすむ。
最後にStack Builderをインストールするかきかれる。
今回はインストールしないのでチェクを外してFinishで終了。
これでインストールは完了。
今回はmacOS版と操作を近づけるためPostgreSQLサーバーの自動起動をオフにする。
サービスの設定
デフォルトの設定ではOSを起動すると自動でPostgreSQLサーバーが起動する。 今回はこれを手動起動に切替える。
まず、次の手順でシステムとセキュリティ画面まですすむ。
システムとセキュリティ画面が開いたら、管理ツールにすすむ。
管理ツール画面からサービスを立ち上げる。
サービス画面から今回インストールしたPostgreSQLを選択して右クリックでプロパティを開く。
今回はpostgresql-x64-10のプロパティになる。
postgresqlのプロパティ画面が開いたら全般タブにあるスタートアップの種類をクリック。
プルダウンメニューが開いたら手動を選択する。
設定がすんだらOKをクリックして開いた画面を閉じていく。
これでPostgreSQLサーバーの起動が自動から手動に変更された。
環境変数の設定
PATHの設定
Rubyをインストールする記事でPATHの設定方法を説明した。
今回も要領は同じ。
まず、コントロールパネルの画面から次の順でシステム環境変数の画面まですすむ。
- システムとセキュリティをクリック
- システムをクリック
- システムの詳細設定をクリック
- 環境変数をクリック
環境変数の画面が開いたら次のようにする。
システム環境変数の一覧からPathを選択して編集をクリックする。
環境変数名の編集画面が開いたら新規をクリックする。
(古いPostgreSQLのPathが設定されている場合はそれを選択して編集をクリック)
アクティブになった行に次のPathを書き込む。
C:¥Program Files¥PostgreSQL¥10¥bin¥
書き込んだらOKをクリックして開いている画面を閉じていく。
以上でPathの設定は終了。
PGDATAの設定
pg_ctlコマンドでPostgreSQLサーバーを起動するときに便利なPGDATA変数を設定する。
まず環境変数の画面を開く。
開いたらシステム環境変数の新規をクリックする。
新しいシステム変数画面が開いたら変数名にPGDATAと入力する。
入力したらディレクトリの参照をクリックする。
フォルダーの参照画面でdataフォルダーを選択する。
今回は次のようにフォルダーをたどった。
C:¥Program Files¥PostgreSQL¥10¥data
フォルダーにdataを選んだらOKをクリックして開いている画面を閉じていく。
これでPGDATA変数の設定は完了。
バージョン確認
PowerShellがPostgreSQLを認識できるか確認してみる。
PowerShellをたちあげて次のコマンドを打ち込む。
psql --version
次のようにバージョンが返ってくればインストールとPATHの設定はうまくいっている。
psql (PostgreSQL) 10.3
PostgreSQLサーバーの起動確認
今回は起動を手動に変更したので起動確認をする。
PowerShellから次のコマンドを打ち込む。
l
オプションの引数にファイル名をつけると、そのファイルに接続ログが追記されていく。
pg_ctl start -l logfile
返答
サーバの起動完了を待っています....完了
サーバ起動完了
サーバーを停止させる。
pg_ctl stop
返答
サーバ停止処理の完了を待っています....完了
サーバは停止しました
これでPostgreSQLを使う準備ができた。