ローイングファンのプログラミング日記

ボート競技やプログラミングについて書きます

Rubyをインストールする Windows10編

RubyをWindows10にインストールします。Macへのインストールは別記事に書きます。
今回の記事は、Ruby2.3、Ruby2.4.1が入っていたパソコンに新たにRuby2.4.3をインストールしたときの手順です。

目次


RubyInstallerをつかってインストールする


RubyとRubyInstallerのWebサイト

RubyのWebサイト
https://www.ruby-lang.org/ja/


ではインストールしていきます。
RubyのWebサイトTopページにあるダウロードをクリックするとダウンロード方法について書かれたページに移動します。

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今回はここに書かれているRubyInstallerを使ってRubyをインストールします。

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RubyInstallerのWebサイト
https://rubyinstaller.org/

OSビット数の確認

Rubyには32ビットOS用と64ビットOS用があります。インストール前に、自分のパソコンのOSが32ビットなのか64ビットなのかを知っている必要があります。わからないときは次の手順で調べることができます。

  • デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリック
  • Windowsシステムツールをクリック
  • コントロールパネルをクリック
  • システムとセキュリティをクリック
  • システムをクリック

開いた画面の「システムの種類:」 にビット数が書かれています。

Rubyのバージョンを選ぶ

RubyInstallerのWebサイト、TopページにあるDownloadをクリックするとバージョン一覧のページに移動します。

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現在の最新は2.5.0ですが、最新版には対応していないシステムもあるので2.4系がおすすめです。
(x86)は32ビットOS用、(x64)は64ビットOS用という意味です。自分のパソコンに合ったものを選びます。

Ruby 2.4.3のインストール

今回わたしは2.4.3-2(x64)をインストールしました。

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バージョンをクリックするとファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルを開くとインストーラーが起動します。
起動したらインストーラーの指示に従ってすすめます。

許諾を求められるので、acceptをチェックして次へすすみます。

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わたしの場合はこれだけで終了画面になりました。(終了画面の前にオプションを選択する画面がでた場合については後で書きます)
今回は終了画面にあるMSYS2ダウンロードオプションのチェックを外し、MSYS2はインストールせずに終了します。
もし、Rubyのインストール後すぐにRuby on RailsやNokogiriのような高度なgemを使う場合はここでMSYS2もインストールします。
MSYS2はあとからでもインストールできます。

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オプション選択画面が出た場合

もし、終了画面がでる前にインストールオプション画面が出たらAdd Ruby executables to your PATHにチェックをつけます。
そうするとインストール時に自動でPathの設定がされます。
その他のオプションはチェック不要です。

インストールはこれで完了です。

環境変数の設定


Rubyがインストールされた場所を確認する

実際にRubyが使えるかどうか確認するためPowerShellを立ち上げます。
次のコマンドを実行します。

> ruby -v

次のようにバージョンが返ってくればインストール成功です。

ruby 2.4.3p205 (2017-12-14 revision 61247) [x64-mingw32]

ですが今回わたしはruby -vコマンドで何も返ってきませんでした。
インストールは完了しているはずなので確認してみます。
RubyInstallerの場合、デフォルト設定ではRubyがCドライブにインストールされます。そこに入っているかどうか確認します。

デスクトップ画面左下のスタートボタンを右クリックして開いたメニューからエクスプローラーをクリックします。
エクスプローラーが開いたらPCをクリック

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OS(C:)をダブルクリック

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Ruby24-x64ディレクトリがみつかりました。

Ruby24-x64ディレクトリをダブルクリックします。

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binディレクトリがあります。
この中にいろいろと大事なファイルが入っています。なのでこのbinのPathをコンピューターに登録します。
このことをPathを通す、と言います。
確認できたのでエクスプローラーを閉じます。

Pathの追加

次のようにしてPathを通します。

  • デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリック
  • Windowsシステムツールをクリック
  • コントロールパネルをクリック

システムとセキュリティをクリック

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システムをクリック

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システムの詳細設定をクリック

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環境変数をクリック

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注意
ここから先は大事な設定なので慎重に作業します。
うっかり他の部分を書き換えたりしないよう注意が必要です。
画面毎にメモやスクリーンショットを撮って、現状の設定を記録しておいた方がいいです。
そうすれば、不具合がおきたとき、記録をみて元の設定に戻せます。


ユーザー環境変数のPathを選択して編集をクリック

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新規をクリック

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新規に行が追加され、アクティブ状態になります。そこに次のようにPathを入力します。

C:¥Ruby24-x64¥bin

入力したらOKをクリックしていき、コントロールパネルを閉じます。その際、今回追加した部分以外を誤って書き換えていないか注意しながらすすめます。

Windows10を再起動すれば設定は終了です。

インストールの確認

PowerShellを立ち上げます。

ruby -vを実行します。

> ruby -v

次のように返ってくれば設定は完了です。

ruby 2.4.3p205 (2017-12-14 revision 61247) [x64-mingw32]

これでRubyが使えます。


次回はRubyのインストールmacOS 10編です。